有機フッ素化合物（PFCs）は長年にわたり、生地のはっ水剤やはつ油剤などに使われてきました。中でも、構造上炭素が8個連なった「C8系」と呼ばれるPFOSやPFOAは、国際条約（POPs条約）で規制物質に指定されており、国内では「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律施行令の一部を改正する政令（化審法）」などで規制されています。これら有機フッ素化合物は、難分解性や生物蓄積性が問題視されており、分解されず環境中に蓄積することで生物や人体への影響が懸念されています。また、海外を中心に構造上炭素が6個連なった「C6系」の有機フッ素化合物の規制も議論されるなど、有機フッ素化合物に対する規制は今後益々強まることが予測され注意が必要です。

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