目的
家具、建築材料(壁紙、合板、MDF、塗料等)を対象に、試料から放散されるホルムアルデヒドの放散量を測定する試験です。
試験方法
JIS A 1460 ガラスデシケーター法
(建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法)
対 象:パーティクルボード、MDF、壁紙、塗料、接着剤
JAS ガラスデシケーター法
対 象:合板、集成材、フローリング
JAS アクリルデシケーター法
対 象:集成材、LVL
ガラスデシケーター法の試験方法
“ガラスデシケーター(11L)に所定枚数の試験片を入れ、デシケーター底に300mLの蒸留水を入れた容器を置き、 密閉させて20℃の環境下で、24時間放置します。

蒸留水にアセチルアセトン-酢酸アンモニウム溶液を混合し、65℃の水中で10分間加温し、遮光状態で室温
で静置します。
ホルムアルデヒドが含まれていると黄色く発色するため、発色強度を
紫外可視分光光度計を用いて測定し、ホルムアルデヒド濃度を求めます。